倉庫作業員の人材不足を解消する方法

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業務をこなす上での悩みの最も大きな要因が人材不足です。

経験の無い人にとって、倉庫業界は3K(きつい・汚い・危険)というイメージを持たれている事が多く、人材の確保は容易ではありません。

実際に倉庫業は重労働作業が多く、特に入庫時(デバンニング)や入庫貨物の積み替え作業などは非常に大変な作業です。

昨今の日本は労働可能者(15歳から64歳)が減少しています。また働き方改革により長時間労働もしにくくなり、少人数での大量の業務消化も不可能になっています。こういった理由から倉庫運営そのものが難しくなっています。

今回は最近の倉庫業界はどのようにして人材の確保をし、業務を消化しているのかという事について解説致します。

テーマ:近年多くの倉庫が行っている人材の確保方法について

人材不足になる要因

重労働を敬遠される

冒頭で説明したように、倉庫業は重労働作業が多くあります。自動化は進んでいるものの、まだまだ人力で作業しなければならない業務が多くあり、求職者に敬遠されがちです。

立地の問題

倉庫の配送センターは配送料の増加やニーズの多様性もあり、大きな倉庫を構える必要があります。そうなると必然的に都心部から離れた位置になります。この事も人材を集めにくい要因となっています。

コロナによる人材不足

コロナによって通販業界が大きく成長しました。その為、倉庫業界全体で人材不足が加速し、結果的に各センターで人材の取り合いが行われているのが現状です。

人材不足を解消する

ではこういった人材不足の問題をどのようにして解決するべきなのか?

近年倉庫業界では自社での直雇用以外に、以下のような手段が取られています。

派遣会社の利用

派遣会社を通して、スポット(単発)で人材の確保をします。特に入庫時のデバンニングなどは作業量の波が激しく、自社雇用で業務をさばこうとすると、無駄な人件費が発生します。その為派遣会社を利用し、業務量に合わせて人材の確保を依頼します。

派遣会社は人材の確保をまとめて依頼できる事がメリットです。

タイミーの利用

近年、タイミーを利用する倉庫(配送センター)が増えています。

タイミーは単発でその日だけアルバイトを雇用したいという時に利用します。タイミーの利用者は20代~30代が多く、作業系の仕事に抵抗が無い人が多いです。また、最大のメリットとして、無料で引き抜きが可能という点が挙げられます。良い人材が見つかったら手数料無料で直雇用にできます。この利点が非常に大きく、多くの倉庫で利用されている理由となっています。

タイミーの詳細については公式ホームページを参照してください。

タイミーとは?

請け負い業者

最後に昨今の倉庫業界で多く利用されている手段が、請負業者(専門業者)の利用です。流通加工や入庫時の作業など、業務を切り分けて業者に依頼するという倉庫が非常に増えています。

例:入庫時のデバンニングを業者に依頼する

海上コンテナの入庫は業務量の波が激しく、自社雇用人材で業務を行う事に適していません。かと言って派遣会社に依頼したり、単発でアルバイトで対応しようとすると、その人材の管理や教育に非常に手間が掛かります。

そういった理由からデバンニングという業務を切り分け、業者に依頼してしまうという倉庫が増えています。特に専門業者は、クオリティが高く、結果的に人件費抑制、作業時間短縮に繋がる事が多いです。

最後に

業務を切り分け、自社社員とその他で適正に配分する事が効率的な倉庫運営に繋がります。適正な業務の配分は離職率の低下、経費の削減に繋がります。

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